ボランティア

ネパールで高瀬高校の開校式

 

 2018年10月29日 ネパールの首都カトマンズから車で約2時間半。デュリケルという山上の町のシャンパティ村に、カリ・デビ高瀬高校(島根県 高瀬寿子キャプテン)の開校式が開かれました。同じ訪問ツアーで開校した田中高校、玉置中学校に比べると都市部に近く、生活水準も高いと言えます。

 

 マリーゴールドの花輪を持った子どもたちが、出迎えてくれました。
きれいな民族衣装を着た子どもたちは、この後の式典で踊ってくれるようです。
決して安価とは言えない品を多数用意して、精いっぱい、私たちを迎えようとしてくれています。
 この村の民族構成は、タマン族が40%、続いてブラーマン/チェトリが30%です。タマン族が多い村は、子どもの顔立ちも日本人に近いものがありましたが、この村はどちらかと言えばインド系、という印象を受けます。

 この日、高瀬さんはあいさつスピーチで次のように述べました。
「この開校式にあたって初めてネパールに来ました」
「生徒の皆さん、夢を持ってください。その夢がきっとまわりを幸せにします」

  高瀬キャプテンが初めてネパールに来たと知った来賓諸氏は、スピーチの順番が回ってくると、決まって次のことを強調しました。

「初めてのネパールへの来訪、心より歓迎いたします」
「一度だけというのはもったいない。ぜひ何度もネパールに来てください」

 この人たちは心から、ふるさと・ネパールを愛している、ということがよくわかります。

 校長先生は最後にこう言い添えました。

「ここはとても景色のきれいな学校です」
 校舎のバックには青空が広がり、遠く望むヒマラヤ山脈との間を阻むものはありません。


 

  ドゥリケル市第11区区長は次のようにあいさつしました。

「市長はアメリカ出張中のためこの式典に参列することが叶いませんでしたが、市長からは『くれぐれも日本の皆さんにお礼を述べておくように』と言付かっています。この学校で勉強した学生が、市内の大学にも進学できるよう、見守っていきたい」

 「そして高瀬さんはごあいさつでこう述べられました。夢を持て、と。これはとても大切なことだと思います。生徒たちだけではなく、大人たちも夢を持たねばなりません。ここにいる、生徒のお父さんお母さん、どうか夢を持って生きてください」


 

 生徒代表のあいさつも、この地域の生活レベル、教育水準の高さをうかがわせます。

「人は生まれながらにして、人として生きる権利があります。その中でも、教育を受ける権利というのはとても大切なものです。これまでの人類の幸福、発展は、教育があってこそのものです。良き教育は、良き学校があって初めて生まれます」

「この新しい校舎が完成するまでは、私たちは授業に集中することができませんでした。仮設の校舎では風や雨が吹き込むからです。今、良き教育を受ける準備が整いました。私たちは生徒として頑張りますので、日本の皆さん、どうぞ見守っていてください」

 

  開校式を終えた高瀬キャプテンはこう語りました。
「来賓の方たちや生徒のスピーチでは、建った学校がどうこうではなく、これからこの学校をどう活用していくか、ということを話題にしていました。校舎はもちろん大切ですが、そこでどんな人を育てるか。そういうことを意識しているこの地域に完成した学校は、きっと永く役立ててもらえるだろうな、と思います」
 
 大人も子どもも入り乱れての喜びの踊りが校庭で続きます。
 熱気を後に、学校を発ちました。

 

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