過去紹介分(20)西川千夏子・田中智恵子キャプテン

 エルセラーンのポリシーや商品をメンバーさんたちにお伝えして正しい生き方を広め、商品販売の収益の一部を率先してボランティア活動に寄付されているのが、全国で活躍するボランティアキャプテンたちです。どんなお仕事内容なのか、どんな日常を過ごされているのかを話題のキャプテンたちにお聞きしました。

 

西川千夏子キャプテン(1964年生まれ)
(1990年栃木キャプテン会所属)
エルセラーンの教育力に魅せられて

 

■教育の力が「輝く女性賞」受賞に結実

 

 
エルセラーン化粧品㈱は今年2月、「関西財界セミナー賞2023 輝く女性賞」を受けました。石橋会長がボランティアをおこなうため42年前に創業されたという、当時の世間からは理解されにくかった企業が関西の財界から認められたことがとてもうれしいですし、会長がなされることを信じてついてきて良かったと思っています。
受賞直後は「何だか分からないけれど凄いことよね」と話していたメンバーのみなさんも受賞楯を目にし、糸谷社長がテレビ、ラジオに引っ張りだこなのを知り「こんなに凄いことだったのか」と理解が深まりました。テンションが上がり、足取りがウキウキと軽くなっているのを感じます。メンバーさんの気持ちが上がるとキャプテンも気持ちを上げてもらえますよね。私も関西財界からは遠い関東にいながら、高揚感を感じています。
四位一体のポリシーを企業理念として会長、社長がずっと企業経営をしてこられたことが受賞につながったのだと思いますが、いくら素晴らしいポリシーを掲げても実践につなげ、結果を残していかなかったら、人もついてこないし、世の中にわかってもらえませんよね。賛同する人たちに「本当のボランティアとは?」「正しい生き方とは?」など教育をされてこられた会長の信念はすごすぎて一言ではいい表せない感動ものです。
私のようなごく普通の人間がエルセラーンの世界に飛び込むことで、世界平和の構築につながる仕事に携われる。エルセラーンの教育でたくさんの夢と希望をいただける。輝く女性が活躍できる場所を提供してくれている。この教育の力こそが輝く女性賞の受賞につながっていると思います。こんな素晴らしいエルセラーンとの出合いに感謝の気持ちでいっぱいです。
 

■2つの記念がドッキングした祝賀会の〝奇跡〟

 

輝く女性賞受賞記念祝賀会で祝辞を述べる西川キャプテン=2023年4月22日

 
輝く女性賞の受賞と1%クラブ発足40周年をドッキングした4月の記念祝賀会は、「正しい」をやり続けることが奇跡を生むというのを見せていただけた式典だったと思います。
1部の「輝く女性賞受賞記念祝賀会」では賞の選考タスクフォース座長を務められた定藤繁樹・大阪学院大教授が基調講演をされ、エルセラーンの活動の凄さを外部の視点から知る機会となりました。また、活躍する女性ゲストにタンザニアの孤児支援活動をおこなう小林フィデアさん、アファンの森(長野・黒姫)を維持管理する「C.W.ニコル・アファンの森財団」の森田いづみ理事長と野口理佐子専務理事が加わられたことも女性活躍がクローズアップされ素晴らしかったです。正しいことをしていると国際ボランティアをしている人、地球環境保護をしている人を引き合わせてくれる。このようなつながりに私は心が熱くなりました。
2部の「1%クラブ発足40周年記念祝賀会」でも1%クラブとボランティア活動提携する7団体の代表がステージ上に勢ぞろいでコメントされ、最後はフィデアさんのタンザニアの幼稚園建設をみんなで祝福する姿から私は気持ちを一つにすれば「世界平和はおとずれる」と未来に向けたエネルギーを頂きました。
会長が四位一体の会社を作られ、引き継いだ社長が女性活躍や地球環境保護の部分も太く育てられた成果すべてが、2つの記念がドッキングした祝賀会に凝縮していました。すべてが偶然だとは思えず、まさに奇跡としか表現しようがありません。
 

■エグゼクティブ・コンテストはお役立ち度合を測る物差し

 

スペシャル・エグゼクティブ・キャプテンの表彰を受ける西川千夏子キャプテンご夫妻と傘下のメンバー様、キャプテン=2023年3月11日

 
私は学生時代、体育会のバスケットボール部に入っていました。40年近く経った今も気持ちは〝アスリート(競技者)〟なんです。だからワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の出場選手のその後の成績がとても気になります。活躍するためには体調管理もそうだし、日常生活を厳しくコントロールする必要がありますよね。一流のアスリートって365日、練習を休まないじゃないですか。エルセラーンの仕事に通じるものがあると思っています。
会長から「キャプテンはエグゼクティブ・コンテストの階段を昇っていきなさい」と教わりました。1年目ジュニア・スーパー、2年目シニア・スーパー、3年目スーパー、4年目ジュニア・エグゼクティブ…。「誰でも頑張ればジュニア・エグゼクティブまでは行けますよ」との会長の教えが体に染みついています。エルセラーンの教育システムに乗って心磨きの勉強をし、階段を昇っていく。勉強の成果がどのぐらい仕事に生かせているかを測る物差しがエグゼクティブ・コンテストだと思っています。
仕事は怠けることもできます。そんなとき自分の気持ちを支えてくれる物差しがエグゼクティブ・コンテストです。金額というより、どのぐらい、人のためにお役に立てているのか。出会った方が夢の階段を昇っていけるようにヒントを与えられる存在でありたいです。私と会ってくださったことで良かったと思っていただけるように心掛けています。数字はあくまでお役に立てた結果の目安にすぎません。ただ、何も目標を持たずに仕事をしていても階段は昇れないので、私の場合はスーパーエグゼクティブ・キャプテンを目標にしています。
 

■「建てた喜び」から「使っていただく喜び」へ

 
4月に学校建設決定17校目を達成することができました。みなさまのお力のお陰です。本当にありがとうございます。これまでに、ベトナムに小学校と図書館、スリランカとミャンマーに小学校、タイに図書館の合計5つの施設が開校・開館しました。
建てたときの喜び──2013年9月にベトナム ソンヴァンの西川小学校でおこなわれた開校式では生徒、先生、村人たちから頂いた「ありがとう」の声に感動し、涙が止まりませんでした。子どもたちから頂くお礼のメッセージが学校建設を続ける原動力になっています。
そして、建てた施設を使っていただく喜び──実際に学校・図書館が建ち、利用していただくことで子どもたちの夢がかなっていきます。開校・開館から何年か経って近況報告を頂き、成長して立派に活躍する卒業生が出てきたり、友だちが頑張っているから自分も頑張ろうという子どもさんがいたりする。最近では私もメンバーのみなさんも学校・図書館を使っていただける喜びを感じて、早く西川小学校・図書館に通う子どもたちに会いたい! 会いに行きたい! とお話をしています。
ごく普通の主婦が途上国に学校を建てるのは難しいですが、エルセラーンの教育力とエルセラーンの仕事に一点集中することで不可能が可能になります。エルセラーンの四位一体=正しい生き方をマスターすることで美しい人間関係の輪を広げることができます。それが売上、学校建設にもつながっていく。キャプテンの仕事はシンプルに考えると楽ですよ。
(インタビュー2023年5月)

 
 

田中智恵子キャプテン(1944年生まれ)
(1985年大阪キャプテン会所属)
大阪キャプテン会の活性化を

 

■専業主婦に巡ってきた人生のチャンス

 

 
高校生の頃からニキビができて、つぶすと肌がクレーターのように。キレイになりたいと思って薬用クリームを塗ったり、社会人になってからはいろいろな化粧品を試しました。でも敏感肌なので赤くなったり青くなったりすることが多く、お肌のトラブルにずっと悩んでいました。40歳近くなったころ、大阪で高校の同窓会があり、同級生の一人が「ジャムみたいないい化粧品があるよ」と教えてくれたのがエルセラーン化粧品でした。大阪の講習会に行き、頂いたサンプルの使い心地がとても良かったので森垣奈津子キャプテン(故人)のパートナーとなりました。
購入した化粧品は家族や親族の間でも好評で3か月ほどでなくなってしまい、森垣キャプテンから「商品をもっと安く買えるし、平凡な主婦で終わるより夢と希望につながるキャプテンの仕事をしませんか」と勧められました。3人の子どもが巣立ったころで、タイミングもラッキーでした。何より、催しで石橋会長から教えていただいた「誰の人生にも大きなチャンスが3回やってくる」という言葉に背中を押されました。専業主婦で主人に付いていくだけの人生だった私にも大きなチャンスがやってきているのなら、絶対につかみ取りたいと思いました。
義母は進歩的な女性で、仕事でも習い事でも外出していいのよと理解を示してくれましたし、会社役員をしていた夫もエルセラーンの会報を見て「すごいことをしている会社だな」と共感し、催しで会長を直に見て「あの人なら間違いない」と同意してくれたので晴れてキャプテンとなりました。顔は大切なところ。こんな良い化粧品だったら本格的にお肌にトラブルを持った人に伝えていこう!とスタートしました。エルセラーンと出合ってわずか半年足らずのスピード昇格でした。
 

★田中智恵子キャプテンのプロフィール★

 
出身地:愛媛県八幡浜市。地元の高校を卒業後、東京で就職。4年後に兄の会社を手伝うため大阪へ。結婚して河内長野市に在住。
血液型:O型。エルセラーンに出合う前はマイナス思考で自分のものさしで人を見たり考えたりして悩みの多い人生を送っていた。超プラス思考の会長の下でエルセラーンの考え方や商品をお伝えするうちに良い方向へのスイッチの切り換えも早くなり明るくなった。
家族:夫とは死別、子ども3人は独立し、いまはエルセラーンの仕事を手伝ってくれる妹と2人暮らし。
気分転換:車で奈良や和歌山の温泉に行き、道の駅で買い物を楽しむ。
趣味:新聞の料理欄をみながら健康に良さそうな食事を作る。日本映画を観る。ぬか漬けも作り、メンバーさんと味わいながら健康の大切さを話す。カラオケで歌う♪
 

■いくつになっても学校建設に挑戦

 

カンボジアの田中小学校開校式で=2015年2月

 
2015年2月にカンボジアの田中小学校の開校式に参加しました。それまでにも他のキャプテンの開校式に参加し、雰囲気は分かっているつもりでした。でも自分の名前の付いた学校となると感激の度合いが違いました。仏教国なので子どもたちは礼儀正しくておとなしいのですが、覚えた日本語で「こんにちは」「ありがとう」と話す姿を見ていると自然に涙が出てきました。子どもたちと一緒に新聞紙で兜を折り、紙風船を飛ばして遊んだのはいい思い出です。
今年8月のサマーフェスティバルではラオス南部で建設が進む田中図書館の開館式をエルセラーンホールで開いていただけることになっています。図書館も子どもたちの人生にとっては学校と同じような影響力がありますので、私の名前をつけていただけるのは光栄です。開館式にはたくさんのメンバーさんに声をかけて参加していただきたいと思っています。
もともと私はお役に立てるような人になりたいという思いがありました。アジアの子どもたちは、日本に比べるとまだまだ学校・図書館が足りていないです。私は戦中に生まれ、戦後間もないころ小学校へ入りましたので学校や図書館の大切さはよく分かっているつもりです。今秋には79歳になりますが、自分の限界を越えていきたいという気持ちがあります。人生100年時代、80歳になって新たな学校建設4校目をしたい! と考え、目標設定に置いています。そのために、新たなメンバーの方たちを増やしてボランティアの素晴らしさを感じていただき、エルセラーンの考え方(四位一体)を初心に返り、お伝えしていきたいですね。
 

■いい風が吹いてきている

 
エルセラーン化粧品㈱は今年2月、関西財界セミナー賞2023 輝く女性賞を受賞しました。会長は常々、エルセラーンのメンバー、特にキャプテンに対して「同じ人間として生まれてきた以上は、人生に花を咲かせなさい」とおっしゃってきましたが、関西の経済界がエルセラーンの永年の功績を認め、その思いを受け止めていただいた結果だと思っています。
会長が世界平和につながるボランティアの資金作りのためにエルセラーンを作られ、その考えに賛同する方たちを集められて42年。その活動に関西財界から太鼓判を押して頂けたことが嬉しくてたまりません。エルセラーンという会社に間違いはなかったと実感しています。また、会長の意志をしっかりと受け継がれた糸谷社長がコロナ禍の中でも歩みを止めず、活躍する女性の象徴として日本中を回っておられます。これは私たちキャプテンの誇りになっています。
私は地元の商工会に入っており、女性部に所属していますが、輝く女性賞受賞をきっかけにして、その役員の一人がエルセラーンのメンバーになってくださいました。他にも女性たちが活躍するエルセラーンに興味を示す方が出始めており、いい風が吹いてきだしたなと感じています。
4月におこなわれた輝く女性賞受賞と1%クラブ発足40周年の記念を兼ねた祝賀会にはすごく感動しました。この思いを周りの方たちに伝えていけばいいんだなと思っています。
 

■アクティブ・シニアにアタック

 

 
大阪はエルセラーン発祥の地で、大阪キャプテン会は伝統があるんです。キャプテン会の人数が多すぎて南森町ビルの会議室に入りきれない、という時期もありましたが今はこじんまりしています。2025年には大阪万博もありますし、もっともっとたくさんの方にキャプテンになっていただき、エルセラーンの思いを伝えていけるようにしたいですね。キャプテンの育成が私の夢です。
メンバー作りに関して最近、社長が「いきなり若いメンバーを作るのが難しいのなら、まずはシニアのメンバーを増やしていき、そこから子どもさんやお孫さんへと広げていきましょう」とおっしゃいました。この言葉から多くの気づきをいただきました。ある程度年齢を重ねてこられた、人生に自信を持っておられるシニア世代の方たちに夢や目標を示してあげるほうが、いきなり若い方に接触するよりお話を聞いていただける確率は高いのかなとこれまでの経験から感じていました。
今の時代、若い人の多くは時間にも生活にも余裕がなくアプローチが難しいですが、力を持て余している元気な年配の方たち、いわゆる〝アクティブ・シニア〟は世の中にたくさんいらっしゃいます。まずはこの方たちを「人生、まだまだ活躍できますよ」とエルセラーンの活動にお誘いしていけばいいのかなと考えています。明るく、楽しく、仕事バッチリ♪でいこうと思っています。
(インタビュー2023年5月)


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