過去紹介分(17)松尾由美子キャプテン
エルセラーンのポリシーや商品をメンバーさんたちにお伝えして正しい生き方を広め、商品販売の収益の一部を率先してボランティア活動に寄付されているのが、全国で活躍するボランティアキャプテンたちです。どんなお仕事内容なのか、どんな日常を過ごされているのかを話題のキャプテンたちにお聞きしました。
松尾由美子キャプテン(1960年生まれ)
(1991年奈良キャプテン会所属)
3つの柱を意識して新境地へ
■生き方を変えてくれた『特ゼミ』
2人目の子どもが生まれたころ、中学・高校時代の同級生から「姉が天然系原料の化粧品の仕事を始めたから話を聞いて」と頼まれ、エルセラーン化粧品の説明に来られたのが岡村初美キャプテン(京都キャプテン会)でした。中学校のテニス部の2年先輩でもあり当時は真っ黒に日焼けしていたのに、別人のように肌がピッカピカで神々しく輝いていたのでビックリしました。
市販の化粧品は石油系原料でできているという話を聞かされてさらに驚きました。湾岸戦争が起こりペルシャ湾の水鳥が流出した原油で真っ黒になった映像を観てショックを受けていた頃で、石油系原料の化粧品を朝晩、洗い流すと同じことになると危機感を抱いたんです。子どもには天然系原料のソープやシャンプーを使わせたいという考えもあり、パートナーになって「友だちに伝えよう」と思いました。
でも、周りの人から〝化粧品売り〟と見られるのも嫌だったのでキャプテンになろうとまでは思わなかったです。転機は潜在能力を開発するための勉強会『特別ゼミナール』(特ゼミ)に参加したこと。参加者みんなで励ましあいながら明け方まで課題と取り組む中で、「人って、できると思えば何でもできるんだ。すごいな」と生まれ変わった気分でした。生涯心を磨き続けようというポリシーにも強くひかれ、キャプテンをやらせていただくことになりました。
キャプテンのお仕事はキラキラと魅力的です。勉強会に参加し、石橋会長の教育に触れるほどに、「エルセラーンって本物だな、深いな」と思い、どんどん引き込まれていきました。それまで自分に自信が持てなくて「私なんか、どうせ駄目よ」と、マイナス思考が強かったんですが、キャプテンになってからは新しいことに挑戦しようという勇気を頂いています。
★松尾由美子キャプテンのプロフィール★
出身地:愛媛県。結婚して奈良県に住むように。自宅と、実家のある愛媛の2か所にサロンを持ち、頻繁に往復している。
血液型:O型。大雑把で面倒くさがり。もう少し細かく生きていきたい。
家族:長女は独立し、今は夫、長男と3人暮らし。
趣味:コメディなどの映画を観ること。車内などで音楽を聴くこと。でも一番好きなことはエルセラーンのお仕事をすること。今は「私の存在=エルセラーン」になっています。
息抜き:カフェで一人、ボーっと過ごしてエネルギーを充電する。
■開校式への参加は一生の宝
1校目の松尾小学校の開校式は2015年11月、カンボジアのポンリア・チェイでした。タイとの国境にある田舎の学校ですが40℃ぐらいある暑い中を生徒さんだけで400人ぐらい、村の人も200人ぐらいが出迎えてくれて、すごい感動をいただきました。
子どもたちは恥ずかしがりやでハグなどはできず、ハイタッチがやっと。可愛いかわいい子どもたちでした。
2021年にはベトナムに松尾図書館を開館していただきました。コロナ禍の影響で今は現地には行けないのですが、先日「ベトナムの会」の催しがあり、そこでベトナムの子どもたちから寄せ書きを貼り付けたメッセージボードを頂きました。現地の子どもたちと会えなくてもつながりを感じ、胸があつくなりました。
学校建設という仕組みを作っていただいた会長には本当に感謝しています。
■〝夢のかたまり〟を掘りまくって10校を目指す
昨年12月には学校建設7校目の条件を達成することができました。私の中ではキャプテンのお仕事はいまや、学校建設が主流になっています。達成した学校数が進むにつれてメンバーさんも私も学校建設に対する想い、ボランティアへの想いが段々と高まり、メンバーさんと私のつながりも濃くなっていると感じています。
思い返せば1、2校目は無我夢中でした。4校目を達成したころには学校建設はもう限界かなあと感じていました。現実を顧みたとき、私のメンバーさんはそんなに多くないし、このまま続けるのはしんどい…。無意識のうちに、学校建設のことが口に出ないようになっていました。そんなとき、サロンに来られたメンバーさんから言われました。
「最近、学校建設っていわなくなったね。私は学校建設があるから、ここに通っているのよ」
体に衝撃が走りました。そして3年後の目標を〝未来ノート〟として記しました。「2023年には7校達成!」──。2020年9月のことです。不思議なことにノートを記してから半月後の10月に5校目の挑戦が始まり、目標を1年前倒しで7校目がかないました。
私が一番好きな「80億人の脳は皆同じ」というメンタルトークの中で、会長は死ぬまでにまだ使えていない95%の脳(潜在能力)を使い切りたいとおっしゃっています。キャプテンは学校建設を一人10校やりなさいともおっしゃいます。私も〝夢のかたまり〟である95%の脳を使って2024、25年までに10校達成─なんてことになるといいなぁとニヤニヤしています。
■今年の目標は多くの「いい人と出会う」
今年1月のキャプテンフォーラムで、西川千夏子キャプテン(栃木キャプテン会)がエグゼクティブコンテスト、年間表彰、学校建設の3つを意識して普段からお仕事をされているとおっしゃいました。私はこれまで学校建設しか意識の中に持っていなかったので、今年は西川キャプテンのようにこの3つの柱を仕事の中で意識しようと思っています。だから今年がどんな1年にできるのか、自分でも楽しみです。
私がいま、あるのは素晴らしいメンバーのみなさんとの出会いのおかげです。そして奈良キャプテン会のみなさんの存在です。お一人お一人が自立されていて120%信頼できる仲間なんです。全員が生涯の仲間だと思っています。感謝しかありません。
今年はさらに多くの「いい人と出会う」ということを目標に決めています。新しい方と出会うと心が震えます。同じ意識の仲間が増えることが一番の喜びです。「Z世代」といわれる若い方との出会いなんていいですね。
(インタビュー2023年1月)