ボランティア

サマーフェスティバル ボランティア報告

8月に3回にわたって開催されたエルセラーン サマーフェスティバル。
各回にはエルセラーン1%クラブと提携するNPO団体を迎え、現地での活動、学校・図書館建設の裏側などのお話を聞くことができました。

【8月3日、24日出演】
認定NPO法人 チョウタリィの会
代表理事 山口悦子さん



◆ネパール カルタリ、榊原中学校校舎の修繕

 2024年4月に開校式を迎えたカルタリにある榊原中学校は、2011年に1%クラブの支援で校舎の建設が終了しましたが、当時はキャプテン名がつかずに開校。
 2024年、同じ学校の敷地内に園図書館(愛知県 園幸子キャプテン)が完成し、開館式を迎えることを機に、中学校校舎が榊原中学校として開校することにしました。
 開校式から4か月経ち、ペンキの塗り替えなどの修繕が終わり、改めてピカピカになった「榊原中学校」が報告されました。


(教室内もペンキを塗りなおしました)


(ペンキの塗り直しだけでなく便器も取り換えたトイレ棟)


 同じネパールに完成したもうひとつの中学校、土井田中学校(広島県 土井田瑠瑞子キャプテン)は校舎完成から開校式訪問までが短く、「せっかく日本から来てくれるのだからそれまで誰も入らないように」と待ってくれていました。

 
 現地でテープカットが終わると子どもだけでなく先生たちも一緒に教室に駆け込みました。





◆E-ライブラリが地域・国を変えている

 4月に開館した園図書館、福田図書館(愛知県 福田弘美キャプテン)をはじめ、1%クラブとチョウタリィの会との図書館建設はすべて、パソコンとインターネット環境を備える「公立学校のE-ライブラリ」です。

(園図書館 外観)



(福田図書館 付属のパソコンでオンライン学習)


 ネパールでは通常、カースト上位や富裕層の家庭は、資金に余裕があり設備の整った私立学校に子どもを通わせます。しかし、E-ライブラリほどの設備はないため、ネパールでは非常に珍しい「私立学校から公立学校へ多数の生徒が編入」という現象が起きています。2022年12月に開館した荒川図書館があるジョアパティ中学校は多数の編入生に対応するため、スクールバスの導入を決定したほどです。
 ネパールの子どもたちのIT教育を支えるE-ライブラリは地域の視線を集めています。
 このような流れはネパールの教育予算にも影響を与えているようで、国の教育関連の担当者は「校舎を建てるための大きな予算がなくても、比較的小規模なE-ライブラリで質の高い教育を子どもたちに受けさせられることがわかった」と語っているそうです。






【8月17日出演】
NPO法人 P.U.S バングラデシュの村をよくする会
副代表 岩下啓子さん(写真右)
理事 丸山貴史さん(同左)




◆能登半島地震 被災地での支援活動
2024年1月1日に発生した能登半島地震の被災者支援に駆け付けた同団体の岩下八司代表。

↓↓ 1月に被災地入りした際の様子 ↓↓
2024.03.04 能登半島地震、被災地での支援(P.U.S 岩下代表)





丸山理事「現地で店舗をしていた建物を事務所として借りることができ、そこにP.U.Sと1%クラブの連名で看板を出させていただきました。名前を出して、拠点を作って、そこで活動することで、被災地のみなさんが安心してくれるんです、『あそこの人たちだ』って。避難して誰もいなくなった家が空き巣に入られたというのが問題になっていますので、被災地の方々はとても不安に思っています」

 この拠点は石川キャプテン会、福井キャプテン会が中心になって活用しており、6月末には糸谷社長も被災地に入り、炊き出しをしました。




◆バングラデシュで2つの学校が開校

永井小学校



大場中学校

 P.U.Sが建設する学校はどれも緑の屋根にピンクの壁。
 緑はバングラカラー(バングラデシュの国旗の緑は豊かな大地を指す)で、ピンクはエルセラーンカラー、だそうです。

丸山理事「ピンク色の建物というのはバングラデシュでは非常に珍しいです。子どもたちもすごくステキだと喜んでくれていますが、学校の周りに住む人たちにも気に入っていただいているようで、建設後しばらくすると、学校の周りにピンク色の民家が増えてるんです。どうもマネしてペイントしているようです」

 この2校の開校式は現地ではなくサマーフェスティバル内でおこないました。


奈良県 永井眞由美キャプテン




奈良県 大場育子キャプテン

 現地開校式ではその国の子どもたちと、フェスティバルでの開校式では多くのメンバーやご家族と、喜びを分かち合うことができます。
 10月は平和サミットの開催が予定されています。是非お越しください。


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