過去紹介分(6)鳥居素子・行廣皆希・行廣咲矢花キャプテン

 エルセラーンのポリシーや商品をメンバーさんたちにお伝えして正しい生き方を広め、商品販売の収益の一部を率先してボランティア活動に寄付されているのが、全国で活躍するボランティアキャプテンたちです。どんなお仕事内容なのか、どんな日常を過ごされているのかを話題のキャプテンたちにお聞きしました。

 

鳥居素子キャプテン(1959年生まれ)
(1991年豊橋キャプテン会所属)
NBC参加100回超で培った「伝える使命感」

 

■エルセラーンの公害ストップは〝草の根運動〟

 

 
子育て中だった31歳のとき、高校の同級生から「自然化粧品の話を聞かない?」と電話があったのがエルセラーンとの出合いでした。60歳を越えたキャプテンがやって来て、「地球は公害という重い病気にかかっている」「化粧品や化学調味料などは石油からできている」というような話をされ、衝撃を受けました。
私も公害ストップを周りに伝えなきゃいけないと思い、いろんな人に声をかけてフリップチャート(紙芝居)のコピーを読みまくりました。公害をストップさせるのは草の根運動だと思ったんですね。エルセラーンのサンプルも気に入り、近所のお友だちの分もまとめて商品を買うようになり、気が付くとパートナーになっていました。
そして石橋会長(当時は社長)の講演会で、途上国の子どもたちへの寄付の話を聞いて、すごく感動したんです。「100万円が自分の手元にあったら、国の方針や戦争とかで貧しい生活をしている人に1万円ぐらい分けてあげるのってどうですか」という会長の言葉がわかりやすく、人として当たり前だなと思いました。誰か一人がドカンと100万円を出すのではなく、100人が1万円ずつ出すという部分に特に共感し、唯心の生き方がしたいと思い、キャプテンになりました。
約30年ぶりにリニューアルされたフリップチャートを読んで、「地球環境を守る」も「ボランティア」もひっくるめて一緒にやっていくものなんだということを改めて感じています。読ませていただくと、「良い話が聞けたわ。洗剤使ってみようかしら」というお声もいただき、心を温かくさせてもらっています。
 

★鳥居素子Cのプロフィール★

 
出身地:愛知県豊橋市。独身時代に教師、結婚して奈良で4年暮らした後、愛知県へ戻り、現在は豊川市在住。
血液型:O型。エルセラーンと出会って深く、相手のことを大切に思えるようにかわった。
家族:息子3人は所帯を持って独立し、それぞれが孫2人ずつを儲けた。今は小学校校長を退任した主人、ボーダー・コリーと暮らしている。
マイ・ブーム:NHKの連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』を見ること。朝ドラはずっと見ている。
息抜き:自然の中に入っていくこと。主人がすごくアウトドア人間なので、付いていって山の中のキャンプ場で焚火をしたりしてリフレッシュする。
特技:中学時代から「大人になったら生業にしよう」と考えていたほどの茶道と華道。エルセラーンをやり始めて1年ほどで看板を外し、押し入れの奥へしまった経緯があり、今は生活の〝遊び〟として楽しんでいる。
 

■勉強会で培った〝伝える使命感〟

 

 
キャプテンの勉強会であるNBC(ニュー・ビッグ・キャプテン養成ゼミナール)にはこれまでに103回、参加しました。心の成長だけでなく、仕事の仕方、実践の仕方も学びました。エルセラーンの仕事をやっていく上では、四位一体のポリシーを広める使命感のようなものが必要です。使命感が強くないと人に訴えていく力が弱いし、ぐらつくと思います。
石橋会長はハングリーな環境を土台に、世界平和を願う強い使命感をお持ちになったと思いますが、私はのほほんと守られて育ってきたのでハングリー精神に欠けていて使命感も弱かったです。しかし、NBCでの勉強、またボランティアをやり続けることで、使命感を培えてきていると思っています。
ディスカッションする中で自分の心を軌道修正できていったと思います。今、思うと30回ぐらい行ったあたりから、ちょっとずつ変わり出し、実践と繋がっていきました。学びながら仕事ができて、うまくいかなかったときこそ気づかせてもらう点が多かったです。
エルセラーンは人としての正しい生き方を教えてくれるところ、そしてエルセラーンのキャプテンは〝大人〟の仲間です。お互いが相手のことを思い合いながら付き合っていける、お互いが人として成長していけるのが見える仲間です。こんな素晴らしいグループは他にないと思います。エルセラーンの教えをみんなが持ったら、楽しく、常に人に対して慈愛を持って生きていける、平和で素晴らしい世界になると思います。
 

■「きれい」は素晴らしい

 

学校建設条件7校目を達成し、記念の楯を
受けとった鳥居キャプテン(2021年12月)

 
ベトナムの鳥居小学校で2014年9月におこなわれた開校式に参加させていただき、とてもありがたかったです。現地の子どもたちや村の人たち、先生たちが本当に喜んでくださり、手を合わせたり拍手してくれたりする中で、感謝のシャワーを浴びさせていただきました。こんなに喜んでいただけることに感謝、場を作ってくださった方々に感謝、企画をしてくださった方々に感謝し、「至福のとき」を感じました。「幸せ」という言葉では言い表せない初体験で、至福ってこれなんだと思いました。
同時に、きれいって素晴らしいことだとも思いました。出来立ての学校って、すごくきれいじゃないですか。子どもたちも先生も嬉しいし、村の人たちの誇りにもなります。そのことをNGOの女性スタッフに伝えると、「そうです。きれいっていうのはすごく大事ですよ」っていわれました。
美しくなる化粧品を扱わせてもらえることも素晴らしく、誇りに思えることなのだと改めて感じました。女性がきれいになるのは、自己満足のためだけではなく、他人から見ても素晴らしいことなんですね。(化粧品売りは絶対にやらない選択肢のひとつでしたが、)ボランティアをやっていく人が化粧品を販売するって、こんなふうにもつながるんですね。仕組みを考え出した石橋会長はすごいなって思います。
2022年3月にはスリランカにも鳥居小学校の開校が決まり、ホテル エルセラーン大阪で開校式がおこなわれます。とても楽しみです。
 

■楽しくキャプテン育成を

 
自身の学校建設は10校を目標にして、7校達成まできました。10校は遠い世界だと思っていましたが、善意の人たちに活動の輪が広がっていきました。今後もさらに1校、2校と増えていったらいいですね。
コロナ禍ですが、学校建設の目標があったので1対1でもメンバーさんと直接、会うようにしてきました。この1年、すごく楽しくお仕事ができています。すべてを楽しんじゃいたい、みたいな感じで、いろんな人と仲良くなって、明るく楽しく活動していけてるかなと思います。
そして新しいキャプテンの育成をすごくしたいです。この人こそは、と注目している方々はいます。その方々のスイッチが入ってくれるといいなぁ~と思っています。できる人はいろんなことをやっていて、自分の人生設計をしっかり立てておられます。そこにエルセラーンが割り込んでいくわけですが、エルセラーンの魅力は通じるはずだと信じています。人として尊い生き方ができると思うので。早くタイミングがあってスイッチが入ってくれたらいいなぁ~と思います。(インタビュー2021年12月)

 
 

母から娘へ つなぐキャプテンのバトン
行廣皆希(ゆきひろ・けいこ)キャプテン(1959年生まれ)
(1991年広島キャプテン会所属)

 

■〝ここは天国?〟と感じたフェスティバル

 

 
エルセラーンとの出会いは、第一子を流産したばかりの30歳のときでした。すごく信頼していた人から「変な化粧品を使っているから流産するのよ。これを使ってみたら?」と勧められたのがエルセラーン化粧品で、とても気に入り、ホームパーティをして数人のメンバーもできました。
しばらくして神戸のホテルで開かれたフェスティバルに参加してビックリしました。自然派化粧品の会社ぐらいにしか思っていなかったのに、参加しているみなさんが輝いていてお肌がきれいで、お料理もおいしくて抽選会も楽しくて…。みなさんがお互いを思いあっている波動、四位一体のポリシーに感動し、「もしかして、ここは天国なの?」と思うほど気分が良くなり、キャプテンになろうと決めました。
その後、エルセラーンの水のおかげで長女の咲矢花を無事、出産することもできました。
 

★行廣皆希Cのプロフィール★

 
出身地:山口県下関市。生保会社で庶務・会計や他社でOLをしていたが結婚して広島市内へ。
血液型:O型、根が真面目で物事を猪突猛進でやるタイプ。長女はB型で「私とは種類が違うな」と感じている。
家族:夫はシステムエンジニア、娘が2人。日本舞踊講師の義母と2世帯住宅で暮らす。
マイ・ブーム:Youtubeで開運動画やスピリチュアル動画を見ること。姓名占いにも関心があり、本名「光子」はそのままに、運気を上げるため通称名を「敬子」、そしてネパールでの開校式直前に「皆希」(けいこ)へ変更している。
特技:エステの一助になれば、と平成11年11月11日に整体師の免許取得。
息抜き:料理番組を見ること。コーヒーを飲んで10分ほど横になること。高校生のとき陸上800mで期待され過ぎて「普通の陸上部の女子の4倍ぐらい」走り込み、身体を壊して以来、運動はNG。
 

■〝キャプテン〟だから学べること

 

 
2021年12月に咲矢花がキャプテンに昇格しました。とても嬉しいです。キャプテンでないと学べないことってたくさんありますよね。NBC(キャプテンの勉強会)にも参加できますし、唯心とかプラス思考などの話は何十回も実践しながら繰り返し聞いて少しずつ入ってくるものだと思います。エルセラーンが目標とする生き方を実践しようとしたら、キャプテンにならないとなかなか難しいと思います。
娘がなってくれたので、エルセラーンの話もすごく通じやすくなります。素晴らしい生き方を教えてもらっているので、娘もその道を歩めるのかと思うと本当に嬉しいですね。
親だから娘が頼りなく見えることもありますが、先日、一緒に勉強会へ参加して「娘にこんな力強い面もあったのか」と新発見がたくさんありました。これからも見守っていきたいです。
 

■被爆地・広島から世界平和を

 

 
会長、社長から「キャプテンみんなが学校建設10校を目指しましょう」といわれているので、個人的には10校建設を目標にやっていきたいです。
夢は、若いキャプテンがいっぱい育ってくれて、広島キャプテン会が今の10倍ぐらいの人数になり、世界平和につながっていくことですね。若くても志を持っている方はたくさんいると思いますし、気づいてなくてもエルセラーンと出会うことで気づく方はいるはずです。どのようにしたら、若い人のきっかけ、入り口になれるのかを常々、考えています。
先日、イルミネーションを見て感じました。光がなかったら真っ暗ですが輝く光がいっぱい集まることですごく美しくなります。光1つ1つがキャプテンだとしたら、キャプテンがたくさんできることで美しい世界=世界平和につながっていくと確信しました。私もお役に立てれば嬉しいです。(インタビュー2021年12月)

 
 

行廣咲矢花(ゆきひろ・さやか)キャプテン(1994年生まれ)
(2021年広島キャプテン会所属)

 

■社会人になって理解できた母の仕事

 

 
母がキャプテンだったので、子どものころからシャンプーやリップクリームなど、エルセラーンの商品に囲まれて育ちました。ただ、化粧品には興味がなかったし、母からはお化粧することを禁じられていたので、エルセラーン化粧品をプレゼントされたのは高校を卒業するころです。
私はケーキ作りに興味があり、地元の短大でケーキ製造を専攻してケーキ屋へ就職しました。しかし労働環境や人間関係に行き詰まり、わずか3か月で10㎏も痩せるほど悩みました。「何のために働いているんだろう」。
ちょうど家へ遊びに来た友だちが「最近、生理の血がどす黒い」と話すので、私の母が流産してからエルセラーンを使うようになった経緯を思い出しました。「これから子どもを産む世代なのにヤバイ状況だよね」と。石油系原料の化粧品や食品で体が大変な状況になっている周りのみんなをどうにかしてあげたい。母のような仕事がしたい…。
ちょうどそのころ、ネパールで母の名前が付いた小学校の開校式に参加したんです。崖ぎりぎりのところを通る山の中で、学校建設のテーマソング『白いノート』の歌詞そのままの厳しい現実を思い知りました。とても衝撃を受け、私もこの人たちの役に立ちたいと強く思い、キャプテンを目ざそうと誓いました。
 

■エルセラーンの看板を背負う覚悟

 
エルセラーンの催しで聞いたオードリー・ヘップバーンの「メイクは発信力」というエピソードが強く記憶に残り、スマホの待ち受けにもしています。オードリーはユニセフの仕事でメイクして、貧しい子どもたちの間を歩いていると意地悪な記者から「化粧するお金と時間があるならボランティアに回せばいいじゃないか」と問われ、「カメラ映りがよければ、それだけ子どもたちの役に立つのよ」と言葉を返したそうです。自分がきれいでいることによって、伝わっていく人数が全然違うというんですね。見た目もそうだし、生き方も美しくないといけないと感じました。
エルセラーンを知らない人にとっては出会ったその時点で「エルセラーン=100%私」なので、看板を背負っていくという意味でもキレイにしないといけないと思います。オードリーの言葉を思い出しながら、お化粧をしたり体形を維持するためにストレッチをしたり、ちょっとでもキレイになれるように日々努力しています。
 

■若い世代に〝気づき〟を伝えたい

 

 
母の名前の付いた学校の開校式で、メンバーさんから「お母さんだから、私、エルセラーンを使っているの」「お母さんだから付いていきたい」と言われました。流産を経験したという大変な状況の中で私を産み、エルセラーンの仕事も続けてきた〝図太さ〟はすごいし、とても尊敬しています。母みたいになれたらいいなと思います。
私もキャプテンとして、より多くの方にエルセラーンを伝えていきたいですね。環境のことだったり、身体のことだったりが今、危ないんだということをたくさんの方に気付いてもらいたいです。特に私たちの世代はこれからの世界を創っていく立場なので、ラクで楽しい生活に流されている場合じゃないことを知ってもらいたいです。
今、自分に子どもがいて重い病気にかかっていたら、きっと代わってあげたいと思うでしょう。50年後の未来を想像した時、自分よりも大切な子どもや孫が生きる世界は確実に今よりも環境が悪くなり、苦しむことも増えていると思うんです。50年後のその子たちの代わりになってあげることはできませんが、今ならしてあげられることがあるのではないかと考え、今動かないといけないと思います。
エルセラーンもキャプテンは高齢化しているので、組織をもっと活性化していける一駒、私が動くことで他の人の刺激になるような一員になれたらいいですね。(インタビュー2021年12月)


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