ボランティア
2019.04.25
ベトナムで石田小学校が開校
【日本語で、スズコ!】
2019年4月8日午後、ベトナム北部の山村で、石田小学校の開校式が行われました(写真)。
午前中に開校式を終えた加茂和子キャプテンの加茂小学校から、専用バスでわずか8分。未明の嵐で吹き飛んだテントに代わって、急遽、結婚式用の美しいテントを借りてきて、会場が整えられていました。
「あっという間に着き、すぐに子どもたちの姿が見えました。緊張の中で、ああ、と思っているうちに始まった感じです。学校建設が決まってから3、4年、やっと子どもたちに会えました。テープカットの時に、開校式なんだ、とようやく思えてきました。帰る時は、涙がどっと出て、顔がくしゃくしゃになったのでは…と思っています」
石田鈴子キャプテンは帰国後、こう振り返りました。
「カズコ(和子)小学校」と紹介された加茂小学校に続いて、石田小学校も「これから『スズコ(鈴子)小学校』になります」と日本語で学校名が紹介されました。「常にきれいに保つことができますか」という現地NPOの「CSD」のメンバーの問いかけに、子どもたちは、元気いっぱいに「はーい」。
『着きました』『終わりました』『さあ、帰ります』…石田さんがそんな感じに思った「一瞬の開校式」は、実は子どもたちのエネルギーに包まれた、「人生に残る」(石田さん)かけがえのない一ページになったのでした。