【速報】 新社長に糸谷副社長、石橋社長は会長に…フジサンケイビジネスアイが朝刊で速報

5日付のフジサンケイビジネスアイ朝刊10面

ホテルエルセラーン大阪で4日、「令和初」のキャプテンフォーラムが開幕しました。その最初に、石橋勝社長がこう話し始めました。

「今、エルセラーン史上最も大変な事件が起きています」

その「大変な事件」は、翌朝のフジサンケイビジネスアイに大きく取り上げられていました。記事の全文を掲載します。
【5日付朝刊】


エルセラーン化粧品 新体制に
新社長に糸谷沙恵子氏、石橋勝社長は会長就任へ。


国際ボランティアなどを創業理念に掲げるエルセラーン化粧品(本社・大阪市北区)は4日、代表取締役社長に糸谷沙恵子副社長を充てる役員人事を内定した。石橋勝社長は、代表取締役会長に就任する。8月下旬の株主総会などを経て、9月から新体制になる。


キャプテンフォーラムで対談する糸谷副社長(左)と石橋社長(5日朝、ホテルエルセラーン大阪で)

エルセラーン化粧品は、1981年に石橋氏が創業した。当時、石橋氏は、マザーテレサの生き方に感銘を受けるなかで、戦禍の絶えない国際社会や公害問題が深刻化する日本の現状を憂えていた。
特に、肌のトラブルなどで化粧品をめぐる訴訟が社会問題になっていた日本の現実を見て、自然派化粧品の開発を決意。その利益を世界や日本の人々に還元しようと、マザーテレサの生き方を目標にした起業プランを練った。
こうして①国際ボランティア②地球環境を守る③生涯心を磨く―という理念を決定。この3つを仕事にすることを「エルセラーンビジネス」と位置付けて、新商品を開発。ホームパーティー方式で販路を広げ、「ボランティアキャプテン」と呼ぶ化粧品販売員の全国ネットの販売網を確立して急成長した。


スラム出身で外交官になったタイのオラタイさん(左)と弁護士になったフィリピンのレスウィーさん(右)

エルセラーン化粧品とボランティアキャプテンは、創業3年目の1983年に「エルセラーン1%クラブ」を設立。利益を積み立てて、発展途上国の子どもたちの教育支援や内外の自然災害の救援活動に役立ててきた。
2008(平成20)年からは東南アジアを中心にした、学校建設プロジェクトをスタート。ネパールやスリランカなど10か国の山村などに168校が開校し、4万人を超える児童や生徒が巣立った。1000校開校を、めざしている。
1%クラブは、奨学金制度や図書館建設にも浄財を当てている。こうした教育支援で、タイでは外交官になってプーチン・露大統領の通訳を務めた女性が活躍、フィリピンでは弁護士になって貧困層への無料法律相談を始めた女性を輩出した(写真)。
1%クラブと石橋社長は、東南アジア各国から表彰を受けるなど国際的に高く評価されている。その底流には、ボランティアキャプテンのピュアな活動があり、糸谷氏はその活動を石橋社長とともに牽引してきた。


左から西川千夏子さん、城戸啓子さん、プラティープさん、糸谷副社長(2018年8月、バンコクで行われたプラティープ財団設立40周年記念式典の会場で)

糸谷氏は、兵庫県豊岡市出身。1989年に入社。インストラクターとして現場で活動し、専務などを務めたあと2012年に副社長になった。
健康食品の販売などで新たな活路を拓き、石橋社長の経営を支える一方、石橋社長が支援を決めた「スラムの天使」と呼ばれるラモン・マグサイサイ賞受賞者のプラティープ・ウンソンタム・秦さん(タイ)との親交を深めるなど、国際的な人脈を広げてきた。

少子高齢化など厳しい経営環境が続く中、今後、創業理念を実践しながら、どう事業展開を指揮していくのか。インストラクターの現場から駆け上がり、経営トップになる「女性社長」の手腕に、内外から期待が集まりそうだ。

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