過去紹介分(12)森田さとみ・伴優佳 キャプテン
エルセラーンのポリシーや商品をメンバーさんたちにお伝えして正しい生き方を広め、商品販売の収益の一部を率先してボランティア活動に寄付されているのが、全国で活躍するボランティアキャプテンたちです。どんなお仕事内容なのか、どんな日常を過ごされているのかを話題のキャプテンたちにお聞きしました。
森田さとみキャプテン(1958年生まれ)
(1990年奈良キャプテン会所属)
〝サエコ・テレサ〟と歩むエルセラーン第2章
■エルセラーンとの出合いで人生が変わる予感
若い頃は肌がかぶれたりクレーター状になるトラブルを抱え、ずっと皮膚科へ通っていました。妹がたまたま本屋で郡司篤孝先生の本『怖い化粧品1000種』を見つけ、巻末でエルセラーン化粧品が推薦されているのを知りました。奈良県の田舎に住んでいて、会社からすぐにはキャプテン紹介がありませんでしたが、しばらくして妹が偶然エルセラーンのメンバーさんと出会い、田中琴二キャプテンを紹介いただきました。
家業の手伝いしかしたことがなかった私ですが、パートナーになって勉強会に参加し、石橋会長から四位一体のお話をうかがって「こんな生き方がしたい。利益も頂戴しながら、世のため、人のためにお役に立つ生き方─自分のやりたいことはこれや」と思いました。私の肌がきれいになっていき、エルセラーンをお伝えした方がパートナーになってくれました。
「人生には3回チャンスがある」といいますが、このとき私は32歳の前厄。エルセラーンが人生を変えてくれると予感し、出合いから半年ほどでキャプテンになりました。「やってみてあかんかったら、化粧品だから家族みんなで使ったらええやんか」と父が最初の商品仕入れ代金を立て替えてくれました。ありがたかったです。
★森田 さとみキャプテンのプロフィール★
出身地:奈良県生まれ。実家はプロパンガス販売や住宅設備、水道工事などを手掛ける個人商店で、学校卒業後は家業手伝いをしたためOLの経験がない。現在は三重県名張市在住。
血液型:A型。よく何型かわからないといわれるので、「血液ガタガタです」と答えている。若い頃は一般常識に反抗するヤンチャな性格でプライドが高く、人の好みが激しくて親しい友人としか話せなかった。ただ、母がいつも冗談を飛ばして笑っているタイプだったので、エルセラーンと出合って特ゼミに参加してその遺伝子が解き放たれたのか、今は周囲を明るくする〝笑いの人〟に変身した。二女からは「いつも楽しいアホなことを考えている」と評されている。
家族:21歳で結婚し、2人の娘を授かった。今は夫と長女、孫の4人で暮らしている。孫が小学1年生のとき、開校式のビデオを観て水汲みが子どもの役割であることを知り、「バーバ、今度は水道をつけに行ってあげて」と頼まれた言葉に感動した。
趣味:メンバーさんとランチやお茶、近場の話題の場所へ行くのが好き。小学3年生になった孫との会話がピュアな気持ちを保つ秘訣。
■最貧国での触れ合いがキャプテン業の原動力
石橋会長はテレビ大阪のボランティア報道番組『石橋勝のボランティア21』のキャスターとして世界中を視察され、私も何度か同行させていただきましたが一番、衝撃が残っているのはモンゴルです。エルセラーンの仕事を一生やっていこうと思ったのはこのときです。
ホッタイル(児童保護施設)で実際に会った子どもたちが、それまでストリートチルドレンとしてマンホールの中で寒さをしのぎながら生活していた映像を見たときのショックは言葉で表せないほどでした。エルセラーンの仕事をすることで、こんな過酷な環境の中で生きている子どもたちを救うお役に立てるのなら…と強い使命を感じました。
最近はそれが最貧国での学校建設になりましたね。現地の人に会って交流したり、大変な生活環境の中で人々が暮らす様子に触れたりすることがキャプテンの仕事をする原動力になっています。
■メンバーさんたちの思いが結実した学校建設
2013年5月に実の母が心筋梗塞で急死しました。76歳でした。明るくて突拍子もなく面白かった母を失ったショックは大きく、その後2年間は仕事も手につかないような日々が続きました。ちょうど建設した学校にキャプテン名を付ける仕組みが始まったタイミングでしたが、私は蚊帳の外でした。
そんな私の手を引っ張るようにしてあるメンバーさんが2015年、ホテル エルセラーン大阪のワンデーフェスティバルに同行してくれました。プログラム終了後、ホテルのカフェにいた糸谷社長の前に私を連れていき、「この娘、いろいろあったんです。でも1校目を必ず達成させます」と宣言してくれました。それで目が覚めたんです。メンバーさんがここまで思ってくれているのに、キャプテンの私が落ち込んでいてはダメだと。その方が旗を振ってくれたおかげもあり、この年7月に初めて学校建設条件を達成しました。
そして2020年1月、バングラデシュの森田小学校開校式。バスを降りた瞬間、塀越しに子どもたちの「ありがとう」の歓声がこだまし、感動で体が震えました。渡航直前に亡くなられた協賛メンバーの方のお顔も脳裏に浮かび、思いがこみ上げて涙が止まらなくなりました。
式典である生徒がイスラム教の聖典コーランの一節を、もう一人がヒンズー教の聖典ギータ―の一節を暗唱する姿を見て、異なる宗教を認め合うバングラデシュの寛容さに感心し、国旗を掲揚させていただく体験に感動し、子どもたちとのクリケット対決に興奮し…。あっという間に夢の時間が過ぎました。子どもたちともっと長時間、触れ合っていたかったです。
■〝お願いタヌキ〟のご利益も借りて4校目
今年のエルセラーン手帳の中表紙に石橋会長から「今年もがんばりや⤴」という言葉を書いていただきました。そして最近、会長から「さとみちゃん、エルセラーンに出合って本当に良かったぁ」としみじみ、声を掛けていただきました。エルセラーンに出合って本当に私の人生は変わりました。
会長の温かさは昔も今も変わりません。長年、キャプテンをやってきて会長からきさくな言葉をいただけるのは本当にありがたいことです。
そして、私たち古参のキャプテンは会長の厳しい指導を受けながら努力する糸谷社長の後姿をずっと見てきましたから、社長とは一心同体です。社長は会長の思いを引き継いで、アファンの森やフィデアさんとの出会いなど、奇跡をいっぱい起こしています。会長の〝パパー・テレサ〟が社長の〝サエコ・テレサ〟へ乗り移っていると感じます。これからは〝サエコ・テレサ〟に付いていき、生涯、現役でエルセラーンを頑張らせていただこうと思っています。
今年6月には信楽で見つけた〝お願いタヌキ〟の陶器のご利益も加わり、4校目の建設条件を達成できました。目に見えない力が働き、メンバーさんの協力も頂いて商品が動き、「まさかやー!!」の達成でした。
これからも同じ思いでお仕事をしていただけるキャプテンを作っていきたいし、学校建設も1,000校の大目標に向けて個人的には10校達成を目指します。(インタビュー2022年7月)
伴優佳キャプテン(1967年生まれ)
(2011年豊橋キャプテン会所属)
新しい素敵な人と出会える醍醐味
■エルセラーンの水に魅せられて
嫁ぎ先には井戸があり、その水でお茶を淹れるととてもおいしくて毎日せっせと淹れていました。水道水も使っていましたが、「井戸水にはカルキ(次亜塩素酸ナトリウム)が入ってないからおいしいんだよね」と喜んでいたんです。ところがしばらくして知人から井戸水は危ないと聞き、保健所で調べてもらうと大腸菌等が出てショックを受けました。
その知人の紹介で竹内昌子キャプテンのホームパーティに参加し、エルセラーンの〝水〟を知ったのはそんなころです。素晴らしい水だと思いましたが水の生成器はすぐには買えず、知人から〝もらい水〟をしていました。半年後、見かねた義母の計らいで祖母、私と3人の割り勘で購入し、1994年パートナーとなりました。
それからは子育てをしながら周囲の知人に声をかけ、竹内キャプテンに来ていただいてホームパーティを開く日々が続きました。パートナーになってくれた友人からは「勉強会も充実しているし、商品も安く買えるし、応援するからキャプテンになるといいよ」と励まされました。
「いつかキャプテンになれたらいいな…」
でも、子どもが小学生になりパート勤めを始めると、日々の暮らしに追われ、「いつか」は遠のいていきました。
★伴 優佳キャプテンのプロフィール★
出身地:愛知県豊橋市生まれ。
血液型:A型。天然、おおらか。メンバーさんから「見た目と中身のギャップが大きい。放っておけないから応援する」といわれている。
家族:一男二女に恵まれ、今は夫と両親、次女、長男の6人家族。
趣味:友人と行く国内旅行。宝塚歌劇。神田伯山の講談。平原誠之さん、永ちゃんのコンサート。
■東日本大震災が昇格の決め手に
転機は2011年3月の東日本大震災でした。命は永遠ではないことを改めて思い知りました。「いつかじゃない!!今なんだ!!」と決心し、この年10月、キャプテンに昇格しました。
パートナー時代はほぼノーメイクでお肌は荒れ放題でしたが、キャプテンになったからにはふさわしい肌にならなくては!!と、お肌のキレイなキャプテンにどの化粧品シリーズを使っているのかを聞いて回り、真似ました。地元のキャプテン会の皆さんには、使い方やメイクの加減を教えていただきました。すると肌がどんどん変わっていったんです。
いざ、キャプテンになってみると商品は素晴らしく、地球環境にもいいし、国際ボランティアにもなるし、私も磨かれるし、もれなく四位一体がついてきてお得なセットでした(笑)。
普段は、ヘナを中心に自宅サロンで活動しています。近隣のキャプテンさんと和気あいあい。メンバーの皆さんがサロンに来て、美味しいコーヒーを飲みながら、ヘナやエステで忙しい日常を忘れデトックス。皆さん、生き生きとされ、きれいになっていく姿を見ると、私もエネルギーをいただきます。
■頂いたエネルギーを学校建設の原動力に
2017年2月、ミャンマーの伴小学校の開校式に参加しました。地平線まで畑が続いているような、本当に何もないところにポツンと建っている学校でしたが、村の人たちが総出で迎えてくれて、お祭りみたいでした。子どもたちはすごく恥ずかしがりでしたが上手に民族舞踊を披露してくれました。用意された花火の筒を持って打ち上げると、大人も子どもも弾けるような笑顔で喜んでくれたのが印象的でした。
実はこの学校建設には忘れられない思い出があります。私にキャプテンになるようにずっと勧めてくれた友人は余命半年の末期がんと分かった時、学校建設を目指している私を「夢は生きているうちに叶えてね」と激励してくれました。私はその言葉を支えに1校目の学校建設条件を達成。2014年秋の彼女の告別式の日に、そっと報告しました。今も空から見守ってくれていると思います。
2校目の条件達成のきっかけはエルセラーンのテレビCM撮影に立ち会って、現場からエネルギーを頂いたことです。CMに出演するビッグなキャプテンさんたちの立ち姿がキラキラと輝いていて、外面的な美しさだけでなく内面からにじみ出る凛としたものを強く感じました。これがエルセラーンのキャプテンなんだ―と感動し、自分もそうなりたいと思いました。
それから石橋会長の成功哲学を学べるNBC養成ゼミナールも大事だなあと思っています。最初は訳が分からなかったのが、参加回数が50回を過ぎたころから講義で聞く言葉がすっと体に入ってくるようになりました。NBCは超プラス思考のキャプテンさんが集まるパワースポットだと思っています。
■エルセラーンのバトンを次世代へ
2021年のお正月、私はエルセラーンの手帳に『素敵な人と出会う』という目標を書きました。メンバーが増えて、3校目ができるといいな、と思ったからです。すると、その月のうちに素敵な出会いがあり、その方の応援がきっかけで達成につながりました。
今年は新テレビCMの撮影現場を見て、コロナ禍でも笑顔を絶やさずリードして下さる社長の姿と、出演したキャプテンさんたちの内からのエネルギーを感じてウキウキした気分とで勢いづいて4校目の達成につながりました。最近は新しい人、初めての人に出会えることが楽しくて仕方ありません。昔からの友人は「20年前より元気で若い!!」といってくれます。
会長はエルセラーンではお金でも名誉でもなく、「人は皆、仲良く助け合って平和で美しい世界をつくりなさい」と教えてくれています。
今、人生の折り返しの55歳を迎え、次の世代へバトンをつなげたいです。出会った方がエルセラーンに触れることでキレイになっていくのを見ると嬉しいです。目標は一緒にエルセラーンのポリシーを話せる人、興味を持ってくれる人を見つけて、楽しみながら一緒に伝えていきたいです。深く考えてくれる人を一人でも二人でも増やしていけたらいいなぁと思います。
早速手帳には「100人の素敵な人と出会う」と書きます。(インタビュー2022年7月)